2019年3月9日(土) 10:00~12:00
参加者 12家族 33名
スタッフ 6名
朝からよく晴れ、午前中は風も強くなく、お日様の温もりを十分に感じられるネイチャーゲーム日和でした。
切り株広場に集合して、挨拶の後、ドーナツ広場に移動し、アイスブレイクです。
片手の親指と人差し指でピストルを作り、もう片方の手の親指と人差し指で丸を作って的にします。ピストルで的を狙い、それを左右同時に入れ換えます。ゆっくりだとできますが、早くパッパと入れ換えるのは難しく、あちこちで苦戦して、笑い声があふれていました。
お誕生日の季節により、四つのグループに分かれます。ここからは、グループごとの行動です。ドーナツ広場から梅林を通って、朴の木の原っぱへと移動しながら、「たんけんルーペ」を使った<森の色あわせ>をしました。
木の芽、グラデーションになっている落ち葉、木の皮、梅の花弁やガクや雄しべ、雲、竹で作られた柵、草木の葉など、色々な似ている色を見つけては、教えてくれました。
白い雲の端っこがちょっとだけ灰色、落ち葉は乾いているのと濡れているのとで色が違う、花は表だけでなく裏も綺麗などの発見がありました。
日当たりの良い斜面にある、朴の木の原っぱに着きました。そこから見下ろす梅林は、濃いピンク、薄いピンク、白の花に木々の緑が重なって、まるで桃源郷のようです。自然とここに座りたい、寝転がりたいと声が漏れました。
しばらく、土の温かさや風や景色から春を感じながら、座ったり寝転んだり、「たんけんルーペ」を虫眼鏡のように使って周りを観察したりと、のんびりした時間を持ちました。
次に<サウンドマップ>に入ります。
一人ずつ少し離れて座り、静かに周りの音をよく聴き、それを地図に記号で表します。
聴くことに集中すると、今まで耳に入っていなかった色々な音が聞こえてきます。鳥の声、風の音、風で落ち葉が転がる音などを聴くことができました。
皆さん、それぞれに、面白い地図ができました。
後で見返した時に、その時の雰囲気や音までもが、よみがえってくるでしょう。
最後のゲームは、<タッチ&フィール>です。
袋の中に、この原っぱにある自然物が入っています。一人ずつ、中身を見ないで触り、それらと同じような感触の物を探してきてもらいます。
皆さん、何度も何度も確かめに、触りに戻って来て、一生懸命探してきました。
マツボックリの開いていない感触にこだわって探したり、松の枝のトゲトゲが杉の落ち葉のトゲトゲとよく似た感触であることを見つけたりしていました。
最後に切り株広場へ戻り、終わりの挨拶をしました。春を満喫した、楽しい半日となりました。
(報告:ゆう)