日時:2021年3月6日(土)10:00~12:00

参加者:14家族 39名

スタッフ:3名

この日の朝は、暖かくなるという予報の割には肌寒く、スタッフも参加者も上着をしっかり着て、切り株広場に集まりました。

集合後、あいさつをしてから、ピクニック広場に向かいました。初めに体験したのは、落ちている自然物を集める<ジャンケン落ち葉集め>。グー・チョキ・パーをからだを使ってどうやって表現するかはみんなに決めてもらいました。落ちているものの種類は少ないけれど、暖かい気配を感じて土の中の虫たちが動き始めるというこの時季。

 

3つのグループに分かれて<フィールドビンゴ>のカードにあるものを探して歩きました。すべすべしたものを見つけようと葉っぱを触ってみたり、鳥の声に耳をすませたりして森の中を歩き進むと開けた場所に出ました。そこは、1週間前まではあったススキがすっかり刈り取られた、草の生えていない原っぱ。すぐに新しい切り株が目に入りました。くっきりと見えた年輪を数えてみると、この公園と同じくらいの年齢ということがわかりました。別の切り株の上では動いているものが。アリかと思ったらクモでした。ひらひらと飛ぶチョウの姿も見られました。ピクニック広場に戻るころにはだいぶ暖かくなり、地面に空いた穴からアリも出てきていました。活動を始めたアリ、足元のオオイヌノフグリの青い花やシロツメクサの若い葉に春の訪れを感じました。 

 

最後に、<ネイチャービンゴ>をしました。テーマは「公園にいる生きもの」「公園にある木」「動物が出てくる日本の昔話」「ようすをあらわす言葉(オノマトペ)」です。どんな木があるかな?と尋ねたら、「うめ」「さくら」「まつ」「すぎ」と、木の名前を挙げてくれました。動物が出てくる昔話といえば・・・。「さるかにがっせん」「したきりすずめ」「ももたろう」「花さかじい」「かちかち山」など、みんなよく知っているのに驚きました。ゲームを3つ終えるころには予報通りに暖かくなり、「ぽかぽか」「うとうと」。森の中を歩いてビンゴを楽しんで、春を分かち合いました。

切り株広場に戻ると、朝からたかれていた焚火にほっこり。杉の枯れ葉を投げ入れると「ぱちぱち」と火花を出してよく燃えていました。                      (報告 皆川)